【心理学】夫に教えてもらった「敵意帰属バイアス」という言葉
こんにちは!lenoreです。
今回は、娘の子育てのことからは少し逸れて…
先日夫に教えてもらった「敵意帰属バイアス」という言葉について書こうと思います。
その時々の当事者の心理状態によってどういう風にも変わると思うので、なかなか難しい問題だなと感じました。
“意図的に”やるのはまた別の問題だけどね😕😅
敵意帰属バイアスとは?
結婚前までは、比較的夫よりも私の方が本を読んだり映画を観たりしていたのですが、
今では「◯◯知ってる?」と聞けば大体「うん」と答えるほど、
物知りおじいちゃんのようになった夫。
そんな彼が先日教えてくれたのが敵意帰属バイアスという言葉です。
(※夫はこの言葉を西野亮廣さんのブログにて知ったそうです)
敵意帰属バイアスというのは、
相手にされた行為を「悪意」や「敵意」があると考えてしまう心理傾向のことだそう。
内容を聞くと「あぁ過去に感じたことのあるあの感覚にはこういう名前がついてたのか!」と納得し、驚きました。
いろんなところで
SNS
鑑賞後の映画について書いている、映画ブログ シネマのはしくれ。 も運営している私。
普段TwitterやInstagramなどのSNSで映画情報を知ることが多いんですが、
先日Twitterで映画の情報を分かりやすく書かれている方(仮にAさんとします)のツイートを見ていて気になったことがありました。
それは、Aさんのあるツイートに対して
「このコロナウイルスの時期に“是非映画館で観てほしい作品”と書くのはちゃんと分かって言っているのか?」
というようなコメントが入って、Aさんが非常に疲弊してしまっていたんです。
Aさんの元のツイート、何度見返しても
「コロナウイルス流行っているけど行け~!混雑する映画館に行け~ヒッヒッヒ!」
…と煽ってるようには全く見えなかったんですよね🤔
私には「この作品は映画館で観た方がより没入感が味わえると思います」の意味にしか取れなかったので、本当に不思議でした。
普段の会話
これに近いことを普段の会話でも感じたことがあります。
ある日、友人と「私の荷物多すぎ&重すぎ問題」について話していた時のこと←いきなり何の話😂笑
友人に「水筒をペットボトルにしたら多少変わるんじゃない?」と言われ、
私は「確かに🙂!面倒くさい時とか水筒洗えなかった時・好きなものを飲みたい時はそうしてる。でも多少心の隅に環境問題を気にしているというのもなくはないから…水筒率が高くなって…娘関係の荷物もあるし…悩ましい…」と答えたところ、
友人は「(主に水筒使っている人に)そういう言い方をされると、今ペットボトルを使ってる私が環境のことを考えていないと責められてる気持ちになるからやめてほしい」と言われ、
私は「え…あぁ…ごめん🙇🏻♀️」としか言えませんでした。
私の言葉のチョイスがおかしかったのかも知れませんが、
直接的に友人を非難するような気持ちは全く無かったので、
申し訳なさに加えて、SNSの件と同じような不思議な感覚もありました。
言う側の時も、受け取る側の時も
「新型コロナウイルスが流行っている」というのも、
「ペットボトルと水筒について長期的に見て環境への影響がある」というのもどちらも事実なんですが、
「コロナウイルスだけどみんな映画館行け!」とも言っていないし、
「ペットボトルを使うなんてあなた全然環境のこと考えないひどい人だな!」とも言っていない…🤔
「全くその意図が無くてもそう捉える方がいるんだな、言い方って難しいな」と感じました🙇🏻♀️
また逆の立場で、自分が受け取る側になった場合にも、
「自分の感覚だけで相手の発言の意図を大きく捉えすぎないようにしよう、そのままをまず聞こう」
…とも感じました。
心理学の本やいろんな記事を見てみると、
「何らかの事情で“被害者意識”が強くなっている場合に敵意帰属バイアスがかかってしまうことが多い(自分が非難された・攻撃されたと感じてしまう)」
…というのもあったので、なかなか難しい問題だと思います…。
人とのやり取りの中で誤解や行き違いが絶対に起きないってことはない=0ではないと思うので、
一呼吸置いて、少し時間を置いて、相手の状況も考えることができたら一番良いですけどね…。
あおり運転(本当の故意・悪意のある場合を除く)もこういうバイアスが細かく関係しているんだろうな…。
心理学って深い!娘のことを考える上でもいつか役立つかも知れないな。
読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m