【知的障害を伴う自閉症】ひとつひとつ順番にだなと思った話。

●発達・困りごと等,理解

発達・困りごと 凸凹家族のひとりごと。

こんにちは!lenoreです。

今回は知的障害を伴う自閉症って、こういう感じで少しずつ順番にだなぁと思ったことを書こうと思います。

 

※障害のあるなしに関わらずどんな子育ても大変だと思っているので

「こっちの方が大変!いや絶対こっちの方が大変!」というものではなく

あくまで自分の娘の場合について感じたことを書いています😌

離れた場所の「お願い」

本当にここ半年くらいの間のことなんですが、娘…!ついに…!!

「あそこの○○を取ってくれる?」系が出来るようになってきたんです😆🎉

 

この少し離れたところのものをお願い出来るかどうかって結構難しいなと思っていて、

①相手が何か言ってるなと気づく
②相手が言ってる方向を同じように見る
③言われたことをやる/言われたことを覚えている

このくらいの段階がある気がするんです。

 

「自分の世界」に呼びかける

①が難しいというのは…

娘はエコラリアを言ったり歌を歌ったり、

おもちゃや本などいろいろなものに興味が移り変わっていったり、

自分の世界にいることが多いので、まず気づいてもらうことが難しい🙋‍♀️オーイ

(「お母さん読み聞かせなんかもやってみると…」的なこと昔よく言われたけど、そもそもまだ「こっち向いてよぉ」の段階なんです😂ってのが長かったな)

 

この部分は、療育に通って他の子と過ごす時間が少しずつ増えて、

「あ、自分呼ばれてるかも?」「あれ?これ私が言われてる?」みたいな行動が出始めて、

何ヶ月何年単位で徐々に気づけるようになっていったかなと思います。

共同注視

次に難しかったのが②の相手と同じ方向を見るということ。

これにはおそらく「ここ・そこ・あそこ」等の方向の理解も必要になってくるのかなと思います。

娘の真横で指をさして「そこ」と伝えても難しい…っていう時期が長かったかな。

 

そこを理解するのに何が具体的にスポッとはまったのかは分かりませんが、

親から見ていて思うのは、車の中から景色を見る時の目線が段々変わってきたかなということ🚗

 

読める文字で書いてある看板を指して「あれ何かな?」とか「あそこにキティちゃんいるよ!」とか

そういった声かけへの反応が段々良くなってきた=その方向を向けるようになってきた気がします。

家の中や広い屋外よりも、進行方向が決まっている車の中での左右前後の方が分かりやすいのかもな🤔✨?

ワーキングメモリーと言語理解

③の言われたことをやれるかどうか・覚えているかどうかが、今まさに少しずつの段階です。

 

「あそこのドアを閉めてきて?」「そこのティッシュを取ってくれる?」

この辺はもうささっと出来ちゃうんですが、

机の上 赤い コップ持ってきて?」「白い トトロのコップ取ってくれる?」

こんな感じで条件が少し増えると少し戸惑う様子が見られます。

 

めちゃくちゃ考えて辺りを見回して、赤い別のものを持ってきてくれる時もあって、

(たくさん考えてたねー!すごいねー!赤色は合ってるよぉぉぉー😭✨オヤバカ)

という気持ちで見守ることも多いです。

 

「○○して、それから△△して戻ってきて」のような2つ以上のお願いはワーキングメモリ的に難しいですが、

1つのことが着実に出来るようになってきているので、

2語文での1つのお願いもゆっくり頑張っていきたいなと思います。

まとめ

娘の成長を見ていると、まるで1段1段がすごく長い階段のようだなと感じます。

↓その1段の中にもいろんな段階があって、ゆっくり着実に登る感じ。

成長の段階のイメージ

 

そこを親として見守る時に、

エコラリアや注意散漫など発達障害からくる難しさをかきわけて進んでいったら

→今度は知的な言語発達面での難しさか、よし頑張るぞ!

こんな感じでいろいろな方向から見ていくことが多いなと今回改めて思いました。

 

「娘、これ作業的にはすごく得意だと思うんだけど、言葉の発達的にこれを理解するは徐々にだな…」というのに直面すると

段差を登れたかなと思ったら次はまた小段差…と少しうぅっ😭!となる時もありますが、

娘が頑張ろうとしているのがすごく伝わるので、私も適度に頑張りたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

 

●発達・困りごと等,理解

Posted by lenore