【災害時要援護者名簿】娘を登録するのを少し渋っている理由
こんにちは!lenoreです。
今回は【災害時要援護者名簿】に娘を登録しておくのを渋っている理由について書こうと思います。
めちゃくちゃ大事なものと分かっているので
心の奥底では登録しておいた方が良いんだろうなぁと感じているんですが、
少し迷う・悩む・渋るところがあり、現状まだ登録していません。
なんかもうちょっとこう…うまいことなったらいいんだけどな…🤔
災害時要援護者名簿とは
内閣府の防災情報のページによると、災害時要援護者名簿とは、
●災害時要援護者の発見とネットワークづくりのため、自ら希望して登録する方式で名簿を作成し、事前に地域の関係者に提供し、地域で見守る体制づくりに取り組んでいる。
●要援護者情報の収集・共有に関しては、風水害の際に被害が頻発する地域を中心に福祉関係部局が、所要の手続きを経た上で、「要援護者名簿」を事前に作成し、防災担当部局に提供できる体制を整えている。(内閣府HPより)
という特徴をもったものだそうです。
私の解釈では、
平時に本人の同意に基づいて登録するもので、災害が起こった時に住んでいる地域・各機関の担当の方がこの名簿に基づいて対応してくれるので便利だし大切ですよ!
…という認識です(すんごいざっくり😂)
登録を渋る3つの理由
おおもとである内閣府HPの具体的な説明文が「東京都練馬区の場合はこうですよー」って感じだったので、
名簿の活用の仕方は、おそらく各自治体で異なるんだろうと思います。
なので、他の地域の方には当てはまらない可能性がありますが、
私が迷っている・悩んでいる・渋っている理由を3つ書いてみようと思います。
「平時」から「広く」共有
まず気になったのは、本人の同意に基づくとはいえ、平時から結構広い範囲に共有されるんだなということです。
先程引用した内閣府のHPには、共有される範囲として、各自治体の福祉関係部局や防災担当部局だけでなく、
民生委員・児童委員・自主防災組織・町内会・自治会など地域の関係者が挙げられています。
ここが私は…ちょっと…気になるんですよね…🤔
個々人の民生委員さん町内会の方がどうこうでは全くなくて、そもそもの仕組み自体が。
地域にもよると思いますが、民生委員や児童委員・町内会の人って基本毎年人が変わるじゃないですか?
役所のような公的機関の人ではないが、私のような超絶一般ピープルではない。
自分の意志でボランティアで1年やる人もいれば、順番が回ってきたから町内会の役職についている人もいる。
こういう流動的に変わる立場の人に、平時からかなり広い範囲で知らされる仕組み自体が少し気になるんです。
(流動的に変わる=毎年別の人が知る=あの家にはこういう障害を持った人がいるんだと知っている人が年々増えていく…この辺りが…気にしすぎだとは思うが…)
公的機関の役所の人も異動とかで変わるくない?笑 って意見もありそうですが、
そこはね…一応公的機関で「仕事」なんで…。
この辺を考え出すと特別支援学校や療育の先生の異動とかまで…ってことになっちゃいますしね。
知的障害・発達障害・睡眠障害をもった娘(女性)の母親(女性)としての気持ち、というのも強いかもな…🤔
人が変わる=やり方が変わる
登録を渋る理由のもう1つに、過去に経験した町内会に関する出来事があります。
数年前に住んでいた地域で、町内会内で災害について考え直す機会(別地域の実際の地震)があり、
災害時要援護者名簿を活用しようという流れになったようなんですが、
その時に回覧板で「名簿を作るので、回覧板に挟んであるこの紙に住所・該当者の名前・障害や持病等を書いてください」というのがまわってきたんです。
ん"?!となりましたよね😂
「みんなにまわる・見られる回覧板に、個人情報や具体的な障害名や持病名を書いてまわせと?」と。
(後日少し方法が違うのでは?という意見を、自治体の意見箱に送りました)
でもこれ、私も何回か住んでいた地域の町内会の役員を経験してきたから感じるんですけど、
その時のトップの人(町内会長さんとか)によって、
行事の運び方だったり通知方法だったり、やり方が違うんですよね。
これは人によるので、仕方ないことでもあるかなと思います。
こういう経験があるので1つめの理由とも絡めて、やはり私は、
流動的に変わる人にまで平時から知らせるのではなく、
自治体などの公的な機関が主導となって、個人情報が守られる同じルールの中で
災害時にしっかり機能する仕組みが必要かなと感じました。
(多分圧倒的にマンパワーが足りないことは分かっているが…悩ましい問題だ…)
そもそも娘…避難所行ける?
最後の理由は「娘は避難所に行ってその場で過ごせるのか?」というそもそも論です😭
ずっとエコラリアを喋ってるし、ずっと動いているので同じ場所に留まることができないし、
間仕切りも鍵もない空間で大勢の人と一緒に過ごすのは、かなり迷惑をかけてしまうことが容易に想像できます😭
娘が居られるとしたら、音楽室とか多目的室とか鍵がついているだだっ広い空間かなぁ?
そんな娘が居られそうな別の場所を提供してもらえるかどうかのためにも
平時に災害時要援護者名簿に登録しておけってことなんだろうけど…。
名簿に登録できる対象の方って、公的機関が発行した一定の判定・認定になるものをもっている方や、
一定の年齢以上の方、特定の持病を持っている…といった方も含まれるので、
災害が発生した時に証明できるものを持参する・または何らかの方法で確認できれば…みたいなのは難しいのかな…
んーここまでやろうとすると、インフラがその時どの程度なのかにもよるのかな…これまた難しい。
娘の場合ですが、顔写真がついた療育手帳を常にもっているので、
災害時にそれを活用できればいいのになとふと思った流れで考えました。
まとめ
今回いろいろ書き出してみて、
障害がある娘(女性)の母親(女性)として考えると…ってところが大きいのかもと感じました。
自分でもちょっと気にしすぎかなぁとも思いますが、
回覧板の件が結構衝撃だったので、守る本能が余計についちゃったのかな🤔
自治体から出される福祉関係の案内に災害時要援護者名簿についてたまに書かれていることがあるので、
機会があれば相談しにいったり、新しい情報がないか見たいなと思います。
読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
※一言で「障害」や「持病」といっても、様々な状況の方がいらっしゃると思います。そして、いろんな方に自分の状況を知っておいて欲しいと感じる方もいらっしゃると思います。なので、今回私が書いた理由は「こう感じた人もいるんだなぁ」くらいで読んでいただけるとありがたいです🙇♀️💦