【言葉のイントネーション】場合によって抑揚が違うのは自閉症の子には難しい?
こんにちは!lenoreです。
今回は、娘の言葉のイントネーションで気になったことを書こうと思います。
普通に使っている私たち大人でも、よくよく考えると確かに難しいかも🤔と感じました。
「9月号」
一般的な長文の会話などは難しいものの、文字や数字に対する興味は昔から強かった娘。
最近は、家にある本の今まで読めなかった箇所を読もうとしたり、
商品パッケージの特徴的な字体を読もうとしたり、
以前よりも「読みたい!」「読める!」という楽しさが分かってきたような感じです。
そんな娘がある日、本を見ながら「く↓ が↑ つ↑(9月)」と一言。
イントネーションに「ん🤔?」と思い、私が「く↑ が↓ つ↓ だよ」と伝えると、
ちょっと頑張って「…っ…く↑ が↓ つ↓」と😂
どうしてかなと後で考えてみたところ、
知っている読み方の「く↓ が↑ つ↑ ごう(9月号)」から、自分で応用して読んだのではないかなと思いました。
自分で考えて応用
単体で読む「9月」は、「9月号」の様に何かにくっついて読む時とは読み方が違う。
これって普段普通に使ってる私たち大人からすると、そもそも考えたこともなかった様なポイントなんですが、
確かに「同じ"9月"なのに何でイントネーションが変わるの?」だよなぁと🤔
(日本語教師を目指す方が勉強されてそうな分野ですよね)
そういう難しい部分を、ちゃんと自分で考えて、
他の時の読み方を応用して読んだのが純粋にすごいなと思いました。
私のことで言うと、例えば外国語を勉強している時に
「単語の前半部分は知ってるけど後半が分からない → 前半だけ知ってる単語の読みで伝えようとする」
とかと近い気がするんですよね。
「自分が分かる読み方で1回言ってみよう!」という娘の心意気も良いなと感じました。
まぁでもその都度「9月 だけの時は く↑ が↓ つ↓ だよ」と伝え続けるのも大変ですが…
積み重ねだと思うので親も頑張りたいと思います💦
一番最初の認識も大事
単体で読む場合や他の言葉にくっつく場合の難しさ以外にも、
「娘は本当に一番最初の認識が大事だなぁ…🤔」というのもあります。
その物事をいっちばん最初に認識した時の記憶や経験がすごく大事=残るんですよね。
過去の例で言うと、イントネーション以外のことなんですが、
娘が一時期「テレビのリモコン」のことを「レンジ」と言っていた時期がありまして…😅
小さい頃、今よりももっと言葉での表現が難しかった時期に、
娘:台所にいる私に向かって無言で身振り手振りで何かを訴えている
私:何だろう?!めっちゃ訴えてる!お母さん来て?違う。お茶?違う。あ!今お母さんが使ってたの何?ってこと??「これは レンジ だよ」
娘:「レンジ! レンジ!」
私:レンジはあげられないな…ん?居間に手を引っ張っていくぞ…画面が消えているテレビ…「あっテレビを見たいけどリモコンが無いってこと?」
娘:ちょっとニコッ…😊
私:「分かったよー!テレビを見せてってことね! テレビを付ける これ は リモコン だよ」
こういうくだりがあったんですが…
一番最初の「これかな?これかな?」と私が提示した中の「レンジ」が
「お母さんにやってほしいこと伝わった!」という経験と結びついて、
見事にテレビをつけるもの=レンジになってしまったんですよね💦
(1年くらいはリモコンのことをレンジと言ってましたが、根気よく伝えて今はちゃんとリモコンと言えるようになりました!)
「9月号」を先に覚えていて…というのもこの出来事に少し近いと気がしますが、
ポジティブに考えれば「最初にきちっと教えれば確実に身につく」ということかなと思うので、
いいところを伸ばせるようにサポートしたいです。
まとめ
この娘のイントネーションのことに気づいた時に、
「一般的に言う定型発達の子の成長はなんとなくは知っているけど、このイントネーションがおかしくなっちゃうやつは定型の子でも通る道なのか…?自閉症児特有?どうなんだろう🤔?」とも感じて、
「そうか、私知的障害と自閉症がある子の子育てしかしたことないから、そりゃ分からないわ😂」
と、自分自身のことにも気がつけました(←そこ?笑)
娘の育児は特徴的な事が多いので実際のところ疲れることも多いですが、
いろいろ試行錯誤しつつ適度に頑張りたいと思います!
読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m